76年ぶりに見直された保育士配置基準

 昨年、保育士の配置基準が76年ぶりに見直される、として話題になったことをご存知でしょうか?  保育士の配置基準というのは、保育士1人が受け持つこどもの数のこと。「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」に次のようにあります。 第23条 保育所には、保育士、嘱 続き …

水道をめぐる省益争い(?)の話

 水道法が改正されて、上水道の管轄が厚生労働省から国土交通省に変わりました。  なので、条例の方でも、厚生労働大臣に届けるとしていたものを国土交通大臣に変更する必要があると。 ・議案31号 丹波市水道事業給水条例及び丹波市水道事業敷設工事監督者の配置基準及び資 続き …

火事場で手伝って怪我したら補償はどうなるの?

 消防団に加入いただき、災害時の活動や防災のための啓発活動に携わっていただいている方々には感謝しかありません。  消防団員の方々は、非常勤の公務員という位置づけです。  こうした方々が、業務中に怪我をされるなどの場合の損害補償を的確に行うために制定されているの 続き …

丹波市営駐車場運営の現状

 丹波市内JR各駅の駅前にある市営駐車場は、指定管理者に委託して運営されています。  駐車場で支払われる代金は指定管理者が徴収を代行されており、指定管理者ではなく市の歳入になります。 市営駐車場の料金と利用状況  現在9カ所の駐車場がありますが、利用料はどの駐 続き …

過疎地域のビジョンをどう描くか

 過疎地域持続的発展計画について、青垣地域を対象に新たに制定された際に「過疎法ってどんな法律?」で紹介しました。今回、その変更が提案されました。 ・議案14号 丹波市過疎地域持続的発展計画の変更  変更の内容は、「丹波少年自然の家」廃止後の活用に向けて、過疎計 続き …

公務員の退職手当はどこから支給される?

 みなさん、地方公務員の退職金ってどこから支給されるかご存知でしたか?  自治体からではないのですね。「職員退職手当組合」というのが県単位で作られていて、その組合から支給されるのです。  今回は、そのあたりの話を。 退職手当組合は自治体が共同して設立  退職手 続き …

公務員にも在宅勤務手当を創設

 人事院勧告(「令和5年給与勧告の骨子」参照)が発表されました。 ・議案82号 丹波市職員の給与に関する条例等の一部を改正  国家公務員にあわせて、丹波市の関連条例も改正されました。 在宅勤務手当の創設  今回の目新しい変更点といえば、在宅勤務手当の創設でしょ 続き …

マイナンバーカードの利用シーンが少しずつ増えていく

 マイナンバーカード、最近はクリニック受信時に健康保険証代わりにちょくちょく利用しています。  ただ、番号を隠すケースが必須っぽい印象で、他のカードのように裸で持ち歩けないのが不安。なので常に持ち歩くってことはしていません。 スマホに入るようになると、また違っ 続き …

技術の発展と変わる火災予防条例

 再生可能エネルギーの導入と並行して、蓄電池の開発が進む昨今。  蓄電池設備は大容量化が進んでいますし、これまで主流だった鉛蓄電池(開放型)に代わって、リチウムイオン蓄電池のような新たな技術も登場してきています。  鉛蓄電池とリチウムイオン蓄電池の違いは、正極 続き …

太陽光発電施設の開発規制が条例化される

 年間に提案される議案は100を超えるけれど、オリジナルな条例は珍しい、という話を以前書きました。 この条例案は、そんな珍しい中でのひとつ。太陽光発電施設の設置を規制するものです。 ・議案90号 丹波市太陽光発電施設と地域環境との調和に関する条例  太陽光発電 続き …